2025年11月25日 第16期後期 5Sインストラクター養成講座第3回目を行いました。
今回は、5S先進企業である「株式会社深井製作所」様を見学させて頂きました。深井製作所は、部品・部材の研究・開発・解析から、金型の設計・製作、プレス・溶接・組立加工まで含めた自動車板金部品の一貫製造メーカーです。
今回は大月工場を見学させていただきました。
深井製作所様での5S位置づけは明確で、企業ベースとして「安全」があり、その上に「5S」その上に「FPS(フカイ・プロダクションシステム)」や(FPM)(フカイ・プロダクションメンテナンス)」最上位概念として、5か年中期経営計画である「S・E・N・S・E」が来ます。

それだけ、企業活動の根幹として5Sを設定し、異常を見逃さない徹底した環境整備に力を入れております。
例えば、第一稼働日に行う「月頭5S活動」、管理職以上が参加する「職制5S」、毎月開催の5S委員会など5Sに関するイベントが数多くあり組織的に5Sを続けられる体制を敷いています。
また、現場内のルールも徹底しており、「材料の高積は1.35m以下」や事務所の「帰宅時は机の上には何も置かない」など様々なルールを設定しております。






5S活動は段階があり、最初のフェーズはリーダーの「強力なリーダーシップ」が求められますが、規模が大きくなるにつれて、徐々に「組織化」や「形式化」が求められるフェーズが来ます。深井製作所様を見学させていただいて、組織化の見本や、5Sを企業活動のどの位置に据えるか、組織化する上での注意点やリーダーの役割など、非常に参考になる点が多くあり学びの多い見学会となりました。



