16期前期第3回 5SIR養成講座

2025年5月27日(火)
第16期前期の5Sインストラクター養成講
座3回目の講座を行いました。

午前中の座学は、5Sの整理についての講義です。
現代のビジネスマンはやる事が山のようにあり、日々仕事に追われている状況だからこそ、「ToDoリスト」や「WBS」「ガントチャート」のような管理ツールを屈指し仕事をこなしているかと思います。「やるべき仕事」をスケジュールに落とし込み、進捗管理する事は大変重要でありますが、一方で5S的アプローチとしてやってほしい事は「やめるべき仕事」を見つける事です。

慣習で続いている作業、誰のためになっているのかわからない作業など、日常には不要な作業が潜んでいます。ですので、いったん立ち止まって考え、職場の皆さんと意見や知恵を出し合い、どうすれば不要な仕事をなくせるのか話し合う事が5S改善を行う前提となります。

午後からは、パイプツール講座です。
このIR養成講座では、改善に役立つツールの紹介もしており、その代表格が「パイプツール」です。

パイプとジョイントを使用し、自分たちが作りたいサイズピッタリに台車や棚をつくる事ができるツールです。またキャスターやフックなど様々なパーツを組み合わせる事も出来ますし、不要になれば解体して次のアイテムの部材としても転用できます。

研修生たちは、足利商工会議所内を見学し、その環境の中で「あったら便利」なアイテムを考案⇒プレゼン⇒作成するという一連の講習を受けてもらいました。

巡回後は各グループに分かれて話し合いです。実際の作業者にヒアリングしながら今よりも作業が楽になる、散らからない、片付けがしやすいアイテムを考案できないか考えてもらいました。

最後に、設計です。設計とはいってもCADなど使用する必要はありません。フリーハンドで十分です。CADだと時間がかかりすぎます。CADを使える人も限られてきます。使える人しかできない活動だと、全体活動になりません。間違っても良い、下手でも良いので、早くプロトタイプを作る事が重要です。パイプツールはそれを可能とする数少ないアイテムの1つです。

各グループ、作成するものが決定しました。第6回の講習では実際にこれを作り上げていく予定です。

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